宣教

「あなたをこの国の光とする」

 使徒言行録13:44〜51
 キリストの伝道者パウロは、訪問先では先ず同胞のユダヤ民族に、キリストこそメシア(救い主)であると伝えた。(使徒13:16~) パウロの熱心な宣教が実を結び、町中の多くの人々が礼拝堂の敷居をまたいだ。しかし、ひどく反対する人も多かった。キリストの教えを伝えるためには、昔も今も勇気が必要である。(使徒13:46) 同胞から罵られたパウロは、預言者イザヤの言葉(42:6、49:6)によって勇敢に語った。(使徒13:47) 神がパウロをユダヤ人ではない人々(異邦人)の光と定めた。パウロを通して、「永遠の命」の希望を受け取った異邦人は、主を賛美する人に変えられた。 (13:48) 永遠の「命(ゾーエー)」とは、生物としての「命(プシュケー)」と区別される。それはキリストにつながることによって与えられる宗教上の「命」である。
 人間は「世の光」キリストに結ばれることによって、
「永遠の命」の希望を与えられ、この国の光として用いられる。キリストとしっかり結ばれるならば、あなたも主の栄光に輝く「この国の光」の一人である。