宣教

「祝福の源として生きる」

 エレミヤ5:1 Iペトロ2:1〜10
 聖書では、最初の人アダムから入りこんだ罪が人類全体の罪となっていくように、一人の責任が共同体全体にも及ぶことを示しています。同じように、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも、あなたの家族も救われます」というように、一人の信仰が共同体の救いになっていくことも描かれています。
 現在、日本のクリスチャン人口は1%にも満たないものです。しかし、エレミヤは正義を行ない、真実を求める者が一人でもいるなら、エルサレムを赦そう、という神の言葉を伝えます。神はいつでも最善を為す方です。とすれば、今、日本全体が救われるための人材はすでに揃っているのです。一人ひとりが正義と真実の源である聖霊の力により頼み、共同体の祭司としての努めを果たしていくことだと聖書はいいます。
 ユダヤ教の祭司は会衆に混じって人々と同じように祝福を受けることが許されていません。人を祝福することで、はじめて自分たちが祝福される存在なのです。そして、私たちは家族を、地域を、日本を、その共同体全体を救うために神が選んだファーストチョイスなのです。あなたが王なるキリストの系統を引く祭司として、人々の祝福の源となるのです。