宣教

「神の子どもたち」

イザヤ43:4
 人は物事を相対化する価値観の中で生かされています。良いものと悪いものという基準を定め、それによって人を評価します。その価値観の中では、弱者はひたすらに弱者であり、強者はますます栄えていくのです。
 しかし、聖書はその価値観に異を唱えます。人がどう思おうとも、「私はあなたを愛している。」これが、聖書を通して語られる神の不変の姿勢です。このことを信じて行く時、私たちはこの世界の相対的な価値観ではなく、神の永遠の愛に焦点を合わせていくことができるようになります。今日の絵本「たいせつなきみ」でも、そのことが描かれています。
 こびとたちは優れたことに与えられる金の星とダメ印の灰色の星によって互いの評価を決めていました。星を付け合うことが人生の中心だったので、それ以外のことを知りませんでした。まして、自分たちを作った造り主の存在など忘れ去っていたのです。しかし、本当の現実は、その造り主のもとにあったのです。
 そうです。人を評価するのは人ではありません。人は誰でも、造り主が計画を持って、失敗なく作り上げた最高傑作なのです。