156センチの視線
6月12日「天国への整地」
懸案であった浪岡の花岡にある墓地の整備が終わりました。浪岡伝道所の礼拝に関わるようになって、教会の墓地の存在を知らされましたが、訪れたのは、現在地に会堂を移すことを決断した1年前の礼拝後でした。住人がいなくなってから2年、荒れ果てた殺風景な、しかし立派な建物を見た後、平野さんに案内され花岡の墓地に行きました。
しかし、ここもまた旧会堂に劣らず惨憺たる状況でした。木の十字架は朽ち、廃墟を思わせるかのようなたたずまいに、言葉にできない寒々とした思いが襲ってきました。斜め後ろに平野さんの御長男のお墓がありました。「これでは証にならない」との思いがこみ上げてきました。妻が「会堂が終わったら次は墓地だね」と毅然と言い切りました。
改築に一息ついたら、「そろそろ」と急かされ、成萬さんに連絡して、つい先日完成しました。先週の礼拝後、皆でお墓に行き、墓前で感謝の祈りを捧げました。見違えるばかりに美しくなったお墓を見て、感動の声が上がりました。「先生、おらこごに入りて。三浦さん、山内さん、一緒にどんだ!」と金安さん。
天国への道が今一つ整いました。一つひとつに祈りと愛を込めて歩むことの大切さを知らされ感謝しました。「形」の大切さを噛みしめています。教会とわたしたちが、キリストの形となるように、と祈る日々の中です。畑も庭も美しくなりました。感謝!