156センチの視線

11月27日「出ていって、すべての民を弟子としなさい」

先週の第二回青森コーチング・セミナーには、沢山の方々の出席がありました。テーマは「参加」です。
 セミナーのさなか、一つの問いかけがなされました。「教会の使命に一人ひとりが参加していますか?」という問です。それについては、多くの人がYESと答えていました。しかし、「一人ひとりの使命に教会が参加していますか?」という二つ目の問いが投げかけられた時、私は言葉を失いました。
 「教会が一つの場所に固定され、人を集めることに心を砕いていた時、そこにはプログラムに参加するだけの一致がありました。宗教儀礼を繰り返すだけの日々でした。しかし、教会が会堂から解放され、人を派遣することに心を注いでいった時、そこにいのちがありました。とは、講師の額田先生の言葉です。
 「出ていって、すべての民を弟子としなさい」と主は言われたのです。すべての民を信者にしなさいとはおっしゃいませんでした。出ていって互いに愛し合う共同体を、主はエクレシア(教会)と呼ばれました。それは、Church(教会)の語源であるクレアコン(会堂)とは異なっているのです。教会とは会堂を指すのではなく。互いに愛し合う人々が教会なのです。
 教会の本当の姿を取り戻しましょう!額田先生の呼びかけが心を熱くしました。「主よ、あなたのお喜びになる教会を見せてください!」そんな祈りをもって。