宣教

2月26日「神の見守り」

詩篇121:1〜8
 この歌は、都へと上る巡礼者が握りしめた詩篇の言葉です。そびえ立つ大きな山。その困難さを前に、乗り越えなければならない不安を抱えながら、巡礼者は山から目を移し、その上に目を向けます。そこには天が限りなく広がっています。そこは山を、天地と創造された方の住まわれる所、助けはそこから来るのだと言うのです。そう、助けは主から来るのです。
 神の助けは、多岐にわたっています。また、その手厚さは、海よりも深いのです。そして、神は眠ることがありません。私たちが休んでいる時も、神は働かれておられるのです。天地を創造し、支配されている方が、あなたのために働かれていることを、信じられますか?その方は昼夜を問わずに、あなたが会いたいと願う時に来てくださり、助けてくださるのです。
 また、聖書の根幹にある「出で立ち」をも見守ってくださいます。アブラハムも、モーセも、信仰の先人たちは、住み慣れた場所から出ていった人々です。そこで、神に出会いました。あなたが示された場所、そこがあなたにとってどのような場所になるのか。信仰をもって歩み出す時、神はいつもそこにいてくださるのです。いつか天に帰る日まで。