宣教
10月1日「幸せになるために 十戒 ③」
出エジプト20:4〜6
偶像に関する戒めは、単に手でつくったものを拝むことを禁止するだけに留まりません。この戒めは、私たちが幸せになるためには、戦いがあることを明確にしているのです。その戦いの相手は、荒野でご自身を誘惑された、「この世の支配者」だと主イエスは弟子たちに教えました。
さらに、主はご自身の偶像もつくらないようにと、私たちに警告しておられるのです。なぜなら、それは自分の思い通りの神存在を投影するものだからです。神に聞き従う姿勢こそ、主が私たちに求めておられる信仰であり、自分の都合で神を利用することは、一時的な平安を得られるかもしれませんが、永遠の命に至る喜びの道への遠回りになってしまうのです。
偶像に対する戒めは、約束を伴った戒めであり、それほどに戦いが罠に陥りやすく、過酷であることを物語っています。しかし、主はその勝利に、子々孫々にわたる祝福を用意してくださっていること、その勝利の法則を、御子イエス・キリストの生き様に示されたことで、私たちにも道を開いてくださいました。
あらゆる偶像を捨て、まことの神に立ち返る時。それが今です。