宣教
6月28日「奇蹟を運ぶ」
ルカ4:16〜21
聖書の根底にあるのは、高ぶるものが低くされ、へりくだるものが高くされるという神の国の法則です。特に、低いものが高くなる、別の言葉で例えるなら、普通の人が普通じゃなくなるということが重要です。
主イエスの育ったナザレの人々にとって、主は救い主ではなく、単なる大工の息子でした。そのことは、大工の息子がいかに素晴らしいことをしたとしても、人々が先入観を打ち破ることは極めて難しいということを通して描かれています。まして、大工の息子が神の福音を携え、その到来を告げることができる存在であると宣言することは越権のようなものと映ったのでしょう。炎上してしまいました。
主は救い主がもたらす様々な兆候を人々に知らせましたが、聖書に書かれていないことも口にします。聖書に書かれていないことを宣言することができるのは神だけです。主はご自身が神であることを宣言されたのです。人々にとって、これは神に対する冒涜と映りました。しかし、これこそ聖書の語る本質、聖霊の働きによって、普通の人が普通じゃなくなる、という本質なのです。
今、あなたは主と同じ姿に変えられていくという奇蹟の中にいます。今度はあなたが人々に告げ知らせる番です。