156センチの視線

9月13日「未踏の地へ」

 先週の日曜日、9月6日はわたしの75回目の誕生日でした。晴れて「後期高齢者」の仲間入りをしました。想像さえしたことの無い時を迎え、これと言った感慨もなく早くも1週間が過ぎました。恥ずかしながら、40歳のころと何も変わらないと思う自分に、ふと大きな?がつきました。
「これは喜ぶべきことなのだろうか?」と自らに問いかけました。「年寄」と思ったこともなく、「年」をあまり感じることもなく、「今までと変わらず出来る」と思っている自分でいいのか?…
ふッと、ホイヴェルス神父の『最上のわざ』の詩を思い出し心に刻みました。「この世の最上のわざは何?楽しい心で年をとり 働きたいけど休み、しゃべりたいけども黙り、失望しそうなときに希望し、従順に、平静に、おのれの十字架をになう--。若者が元気いっぱいで神の道を歩むのを見ても、ねたまず、人のために働くよりも、謙虚に人の世話になり、弱って、もはや人のために役立たずとも、親切で柔和であること--。老いの重荷は神の賜物。古びた心に、これで最後のみがきをかける。まことのふるさとへ行くために--。 ~ 神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる。それは祈りだ。--。 ~ 」未踏の地に招く主の声に耳を傾けようと思いました。