宣教

11月1日「永遠の命の世界」

伝道の書3:11
 人が神によって造られたことは、人間の特徴を見る時に明らかです。愛すること、愛されることが必要であり、創造的であること。そして、草や木が枯れる、有限な世界につながれながら、無限や永遠という言葉とその意味を知っていること。これらは、どんな人にでもある共通点ではないでしょうか。もし、私たちを製品に例えたならば、すべての人に「Made in Heaven」の銘が刻まれているのではないでしょうか。
 同じように、すべての人に訪れる「死」という現実も、共通した問題であると言えます。かつて、日常的に戦争があり、食料の問題、健康上の問題があって、死はより近い存在であったことでしょう。それだけに、多くの人がそのテーマに対する答えを求めていたはずです。
 学問の街アテネで、主イエスの復活を証ししたパウロの、あまりにもシンプルな話に、人々は嘲笑し、その話はいずれ、と言って去っていきました。死は複雑であり、その答えも複雑なものが良かったのです。しかし実際に、福音はあまりにも単純だったのです。
 当たり前の価値観が当たり前の世の中で、死がシンプルに解決することなど、あってはならないことです。しかし、主は復活し、その問題に答えを出したのです。