宣教

4月4日「神は生きておられる」

ルカ24:5〜12
 主イエスは、生前にたくさんの御言葉を弟子たちに残しました。生活にまつわること、信仰について、永遠の命と天国についてです。しかし、ご自身の使命についてもしっかりと語っておられたのです。それは、十字架の後に復活する、という約束でした。
 凄惨な十字架刑のむごたらしさを目にした人々は、死んでしまった主を葬りました。こう思ったことでしょう。「こんな姿で、どうやって蘇るというのだろう。」と。
 それでも、一縷の望みを抱いて墓の前に来ると、そこに主の遺体はありませんでした。驚く婦人たちに天使が宣言します。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。」 それは、かねてから主ご自身が語っておられたことでした。
 生きておられるいのちの方。主にとって、死は不自然なものです。しかし、私たちにとって死は自然のことであり、すべての人に等しく訪れるもの。問題課題も同様です。
 いのちのこと、そして問題課題の解決を死者の中に探していないでしょうか。死は罪から生じる不自然なもの。そこに復活の主はいないのです。