宣教

12月10日「驚きの計画」

ルツ4:13~14 マタイ1:5~6
 『ルツ記』、何と美しい聖書の一巻でしょう。幼心にルツのことを考えたことを思い出します。この中に、何と美しい神のご計画が秘められていたことでしょう。このルツに注がれていた神様の眼差しの中に、あなたもいることが信じられますか?
 異邦人モアブの出自の「ルツ」という女性が、義母ナオミと共にナオミの故郷ベツレヘムに移り住みます。ボアズという男性と出会い、二人は結ばれ、オベドが与えられ、「オベドはエッサイを、エッサイはダビデを生み…」と、キリストの系図に直結してきます。神は常に、「身分の卑しい者や見下げられているものを選ばれた」(1コリ1:28)のです。
 クリスマスの出来事を通し、鮮やかに「神の計画」が明らかにされてきます。人間の常識ともいうべき愚かな思い込みを神は打ち砕き、退けます
 アブラハムは75歳でハランを出立し、モーセは80歳で、民を連れてエジプトを脱出し!聖書はその初めから、神の選びの真相を明らかにしています。
 異邦人であるルツを通して、神は来るべき時を明らかにします。神との出会いは、優秀さでも出自でもなく、神の慈しみの眼差しにあります。クリスマスとは、神の出来事であり、我々にあなたに対する神の愛と選びのご計画なのです。