156センチの視線
11月20日「燃え尽きない柴」
2006年11月18日。ムラサキスポーツの社長が所有する温泉付き宿泊施設、オリーブの里の中央にある礼拝所で小さな礼拝が献げられていました。わずかな人数で静かに守られた礼拝の中で、出エジプト記3章から「燃え尽きない柴」というメッセージが語られました。神が用いた時に、柴のようなちっぽけな存在でも、モーセのような偉大な人物を励ますことができるのだ、と。そして、偉大な伝道者たちの壮絶な生き様が語られている中、一人の青年が号泣しながら講壇の前に進み出ました。礼拝に参加していた人々は、その青年の頭に手を置いて、祈りを合わせました。
あの日から10年。青年は牧師となり、妻を与えられ、子どもを二人も授かって、大好きな人たちと神に導かれて歩む日々を幸せいっぱいに歩んでいます。不思議な導きで大学時代に青森県に遣わされ、今では弘前西教会で主任牧師になりました。
モーセの人生は、神に出会う80歳までが、たったの1章です。しかし、神に出会った彼の人生の残り40年は、聖書全体に影響を及ぼし、時代を超え、国境を越えて、人々を神に導いています。あの時、はじめて神に出会った私も、今年の11月18日で10周年。まだ10年しか経っていない。そんな思いです。あまりにも多くの恵みを与えられ、満たされているからでしょう。本当に感謝です。