宣教
12月4日「神の声に従う」
創世記28:10〜22
ヤコブは、はじめて知った神の愛に触れ、こう言いました。「まことに主がこの場所におられるのに、わたしは知らなかった。」
ヤコブは神の声を聞いたことがありませんでした。神の存在をも軽視していました。しかし、彼は失敗を通して、神の声を聞くことの重要性を学びました。神の声に導かれるためには、聖書的知識や経験、まして霊的偉大さは必要ないことをヤコブは示しています。さらに、神の導きというのは、人を受け身にするものでもありません。ヤコブは命じられてもいないのに、能動的に祭壇を築いて神を賛美しました。神が人を導く目的は、その人がリスク管理をしたり、正しい行動をするためではありません。そうではなく、神が創造したその人が、その人らしく輝いていくことを目的としています。神は私たちの声を聞いてくださいます。でも、私たちは、神の声を聞いているでしょうか?
やがてヤコブはイスラエルという新たな名前を与えられました。これは、「神の勝利」という名前です。神の愛に導かれ、彼は家族とも和解することができました。狡猾で、人を押しのけて生きる人生から、人を愛することのできる人生へと導かれていったのです。