156センチの視線

1月1日「恐れることはない」

高齢者の施設で知り合った職員の方々と続けてお会いしています。それぞれが、仕事や家庭の中で様々な思いを持ちながら歩んでおられることを知りました。ただ食事を共にしているだけですが、嬉しいことに、最後には必ず聖書や信仰の話になります。
 聖書の言葉はあらゆる問題に対して答えを与えてくれるばかりか、時に応じて励まし、導き、自らを成長させる、ということを分かち合いました。御言葉には力がある、と思わされるのは、「与えられた御言葉を実践するならば、新たな世界が開けていく」ということをクリスチャンであるなしに関わらず、理解することができることです。しかし、大事なのは実践するかどうかなのです。
 私自身、御言葉を実践しているかどうかと問われれば、「ある部分ではしているが、ある部分はしていない」というように聖書の言葉を自分で選別して、できることだけを実践していたに過ぎません。しかし、神が求めておられるのは、語られた御言葉を選り好みせずに従うことです。きっと、神はそのことによって、私たちに見て欲しい景色があるのだと思います。
 今年も喜びの多い年でした。来年も喜びが多いかどうか、それは人間には分かりません。しかし、すべてを知りたもう神は、今年も「恐れることはない」と変わらぬ愛で私たちに従順を求めておられます。