宣教
10月8日「このわたしを、このわたしに」
詩篇36:10 マルコ3:13〜15
虚栄心、功名心、復讐心、金銭欲、食欲、性欲、名誉欲、権力欲…にサタンは働きかけ、圧倒的力をもって、わたしたちを事ある毎に襲い、それこそが豊かな人生だと惑わします。その真っただ中で、イエス様は御国をもたらすために弟子たちを招きます。
主イエス様の12弟子はこれと言って見るべき際立った人間的な魅力と言うべきものは見当たりません。その彼らが、最も中心的にして重要な「いのち」を担ったのです。全世界を席巻する常識に抗して、ただの人が、すべての人に先駆けて新しい時を生きる者として登場します。そこにあるのは「キリストによる選び」です。人間的には取るに足りない「このわたしを」選び、「このわたしに」永遠の命の言葉を委ね、新しき時を担う者とされました。
何ものをも持たないただ人が、「選ばれ、委ねられ」神の器とされる驚き。それが福音の真の姿です。主の権能の全てが委ねられたのです。この12弟子に与えられた全ては、わたしたちへの信仰の約束に他なりません。主が招いておられます!「信仰は己が力にあらずして 選び委ねしキリストの力」