宣教
3月18日「神の道具箱」
イザヤ55:8〜13
神の計画は、愛する人々とともに神の国を建設することです。この王国は高いものが低くされ、低いものが高くされる、という価値の逆転によって支配されています。そして、この国を建設するために必要な資材は、恵みによって与えられる神の言葉です。
多くの人は、クリスチャンであっても、ある種の問題解決は、その道の専門家のみが解決できると信じ込んでいます。確かに、専門家は目に見えて現れている問題に対処可能です。しかし、主イエスは問題の解決を、嵐の沈静化や病人の回復、死者の復活という対処療法に置いていませんでした。その根底にある、目に見えてこない本当の問題を、主はご存知であり、その問題の解決を優先されました。そして、問題の解決に向けて、主のなさったことは、神の言葉の実践でした。
神は大きく、はかり知れないサイズの道具箱をもっています。有能な大工が作業によって道具を切り替えて用いるのと同様に、神の道具である私たちも個性で満ちています。神はご自分の愛する子である私たちをご自身の愛を世に解き放つ道具として創造しました。
主が出会う人々を根本的な問題から解放していったように、私たちにも同じことができるのです。そして、同じことができるかどうかは、ただ信仰によるのです。