宣教
5月12日「最も肝心なこと」
サムエル上16:7 Ⅱコリ10:10
わたしたちは聖書を読むとき、どのように聖書と向かい合い、出会っているでしょうか?相変わらずこの世の、あるいは自分特有の価値観を持って聖書に向かってはいないでしょうか?
言うまでもなく、聖書の明らかにする真実、はわたしたちの思考の延長線上にあるのではなく、「新しく生まれる」(ヨハネ3:7)ことを通してのみ知ることが出来ます。これこそが最も肝心なことです。
残念ながら、多くの場合、御心は、わたしたちの思いの対極にあります。パウロは、キリストの故に、この世の価値あるものを「糞土のように思っている(口語)」とさえ言い切ります。この真実を受け入れる時、解放され、神の国が自らの出来事となります。
あのサムエルでさえ、御心を見誤るのです。弟子たちはキリストの選びを通し、神の選びを鮮やかに証しました。「武力によらず、権力によらず、ただわが霊によって」(ゼカ4:6)なのです。
初代教会の使徒たちの働きの目覚しさは、言葉に表せないものがあります。虚しいこの世の価値観に惑わされてはなりません。パウロは、「容貌は貧相で、言葉つきも卑しい」と言われていたのです。その彼は、世界最大の宣教者となったのです。あなたもまた二人とないキリストの証人なのです。