宣教
12月15日「信仰からはじまる物語」
出エジプト14:10〜14
神の大いなる御業を見たイスラエルの人々は、意気揚々と神の言葉に従って歩みました。そして、導かれたのは、袋小路でした。人々の希望は、乳と蜜の流れる地、約束の地だったことでしょう。しかし、彼らは今、危機的状態に陥ったのです。しかも、その状況へと導いたのは、他ならぬ神ご自身でした。
人々は、神の約束とその言葉を忘れ、目の前に繰り広げられる絶望的な状況に圧倒されます。しかし、大騒ぎする人々の中に、たった一人、信仰に立っている人がいました。神はその信仰者に命じ、海を二つに割り、ご自身の約束が確かであることを再び証明したのです。
神はご自身が三位一体の関係性の中におられるように、私たちにもチームであることを望まれています。しかし、そのチームが混乱し、一人ひとりが神から離れようとする状況のなかで、神は一人の人の信仰から物語を始められるのです。
神の民というチームが混乱し、世が偽りに耳を貸す用になっていた時、神は一人の人からすべてを新しくすることを始められました。それが神の物語、イエス・キリストの出来事であり、聖書の神を信じる人々の物語なのです。