156センチの視線
3月29日「本来の姿に」
全世界でコロナウィルスの影響が拡がっています。自粛ムードが漂い、経済は大打撃を受け、人々は家の中にこもる生活を送るようになりました。店が閉店したり、企業が倒産するなど、ウィルスの病状だけにとどまらず、多くの方々が苦しんでおられます。
神は世界を創造し、人に使命を与えました。「産めよ、増えよ、地に満ちて、地を従わせよ。」これは、すべて「いのち」のことを言っているのです。罪ゆえに、いちばん大切なことが何かを忘れてしまう時、この世界は神が意図された本来の姿を失っていきました。しかし今、全世界の人々が考えているのは、まず「いのち」のことでしょう。
最近、二酸化炭素の排出量が激減しているようです。中国では大気汚染がかなり軽減されているようですし、また、汚れていた河川が綺麗になるなど、環境の浄化ともいうべき現象が世界の至るところで見られています。コロナウィルスの出現は、人類に対する脅威であることは間違いありませんが、主はそのことをさえ、活かそうとされているのではないかと考えさせられます。
本当に大切なことは何か。それは神が創造された「いのち」以外にないということを、もう一度考えさせられる今日このごろです。