156センチの視線
8月16日「罪人として」
最近、韓国でベストセラーになった「反日種族主義」という本を見ました。慰安婦問題、徴用工問題など、昨今の日韓関係を悪化させているテーマについて、その真実はこうだ、と韓国の学者が明らかにした書籍です。どちらかというと、日本寄りの視点が多い気がしますが、このような本が、親日的な発言をすることさえもはばかられる韓国でベストセラーになることは極めて珍しいことだと思います。
かつて、ドイツに旅行をした時にユダヤ人収容所の跡地を数カ所見学しました。そこには建物がそのまま残されるとともに、大きな石碑に自分たちが犯した過ちを深く反省し、その罪を隠さずに記してありました。日本が自ら過ちを認めるのではなく、韓国の人々が慰安婦像を設置するのとは大違いです。しかし、その韓国も、慰安婦支援団体が不正な会計処理をし、多額の補助金を摂取してきたこと、慰安婦ではない人物が慰安婦と偽って活動してきた疑惑などがフォーカスされています。
願わくば、韓国の反日教育が終結するとともに、罪を犯した日本という国の一人の罪人として、韓国を始めとしたアジアの方々と互いに愛し合う道を祈り求めていこうと気持ちを新たにしました。
正しいお方は主、ただお一人なのですから。