宣教

4月17日「生きている者の神」

マタイ22:23~33
 サドカイ派の人々は、死者の復活を否定する人々でした。その一派が主イエスに問いを投げかけます。
 彼らが問うのは、一族の血を絶やさないために与えられた律法の正当性と、永遠の命の世界における婚姻関係についてでした。彼らは律法の専門家であり、権力を握る人々でもありました。彼らが固執していることを見抜いた主は、聖書の専門家である彼らに言いました。「聖書を知らないから思い違いをしている。」と。では、彼らが思い違いをしていたこととは一体何だったのでしょうか。
 あなたは聖書のどの部分を信じることができ、どの部分は信じることができないですか。嵐を鎮めるくらいは信じられるけど、水の上を歩くのは無理でしょ、という読み方でしょうか。サドカイ派の人々が陥っていたのは、この読み方でした。彼らは専門家故に陥りやすい、自己中心的な解釈に走っていたのです。
 「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。」という主の言葉は衝撃的なものでした。彼らが日常的に唱えている言葉から、神が将来的に信仰者に与えようとしていることを浮き上がらせたからです。
 復活。それは、人知を超えた、まったく新しく、素晴らしいことが起こることなのです。