156センチの視線

10月29日「聖霊を受けた人」

 先週の刑務所教誨では、一番熱心に聖書を読み、主イエスを信じて洗礼を受けたいと願っておられた方との最後の交わりの時でした。
 洗礼についての学びを通して、聖霊による洗礼を神ご自身から直接受けられるよう、キリストを信じて聖霊を求めように励ましました。
 そして、出所されてからの具体的な教会探しについて、皆さんと意見を交換し、質問に答えていくことになりました。そこで、お一人の方がこうおっしゃられました。「先生、その教会が自分に合うかどうか、どうやった見極められるのでしょうか。」
 思えば、はじめて西教会に来た時、川崎の教会や復活のキリスト教団東京教会で感じたものと同じものを感じました。これが聖霊によるものだと分かるまで、他にも多くの教会を訪問させていただく必要がありました。そして、今では分かるのです。聖霊に満ちていれば、人間にはそこが同じ霊の宮、まことの神の祈りの家であるかどうかが分かるということを。
 ですから、ことさらに強調しました。「聖霊を受けてください。そうすれば分かります。」と。
 最後に、出所される方と手を握って共に祈りました。部屋を出る時、彼の顔が霊の輝きに満ちていたのが印象的でした。 牛山