宣教

1月7日「神の声を聞く」

ルカ10:38~42
 新しい年が始まり、「今年こそは」と祈りを新たにすることでしょう。しかし、年のはじめだからこそ、一度立ち止まって考えてみたいのです。私たちは神のみ声を聞いているのだろうか、と。
 ある時、マルタは主イエスを大喜びで自宅に招きました。主が自分の人生に、生活の場にやってきてくださる。これはなんという喜びでしょうか。ところが、彼女は何とか主を喜ぼせようと一生懸命にあれやこれやと働きます。結果的に疲れ果ててしまい、不平不満が溜まったところに、妹のマリアの姿が芽に飛び込んできました。彼女は手伝いもせず、主のもとでただ話を聞いているのです。
 マルタがキレぎみに主に詰め寄り、マリアを働かせようとしましたが、「マリアが選んだことが重要だ」と主はマリアのしていることを喜ばれたのです。この時のマルタの徒労は計り知れません。しかしながら、これこそが聖書の示す大切な真理です。すなわち、主のみ声を聞くこと、これに勝るものはないのです。
 そして、「聞く」という言葉は「従う」という意味を含んでおり、私たちの行動の原則になります。
 さあ、今年こそは、と願うなら、今年こそは主に従おう、と心を新たにしてみましょう。