宣教

7月3日「父なる神の要求」

 創世記12:1〜2、マタイ5:43〜48
 聖書は愛についてたくさんの区別をしています。「神は愛」であり、その愛は無条件だと聖書は言います。しかし、聖書を読んでいくと、「〜するならば」という条件付きの約束も多く見られます。これは無条件の愛と矛盾するのではないか。そんな疑問があるのではないでしょうか?
 家庭の様子を想像してみてください。ありのままを受け入れてくれる無条件の愛がある家庭は幸せです。しかし、条件の何もない状態で、果たして秩序が保たれるでしょうか?子どもが好き勝手なことをしていても、横で微笑んでいるだけであれば、それは親としての役割を果たしていないのではないでしょうか?
 神は母性と同時に父性をも併せ持っておられます。無条件の愛という母親の愛と同時に、条件つきの父親の愛をも完全に満たしておられる神は、無条件にいのちを与え、生かしていて下さいますが、さらに、悔い改めてご自分に立ち返ることを求めておられます。
 神の要求に従っていくことは、愛されていることを喜ぶ、受動的な世界から、御言葉に従う能動的な世界へと舵を切る事になります。そこは、約束の地。神があなたに見せたいと願っている場所なのです。