156センチの視線

9月4日「成長させて下さる神」

 東奥義塾での働きが始まりました。若い方々と一緒に聖書を学ぶ機会が与えられていること、本当に感謝しています。偉大な先人たちの伝道を見て行く時、お金がない、場所もない、聞く人もいない、というような状況の中でも語り続ける力強い姿が、そこにあります。
 私の場合、朝の礼拝で600人を超える方々が御言葉を聞いてくださる環境が備えられていて、交通費まで支給され、授業で聖書の物語を語らせていただける、という光栄にあずかっています。偉大な伝道者と比べると、いささか恵まれすぎているのではないかと考えてしまうのです。そして、その恵まれた環境を活かしきれていないのではないかと自問します。
 祈りの中で、「学生や先生方に、どのように出会うべきか、何をすべきか教えてください」と願っていました。その答えは未だ与えられていません。しかし、おぼろげなビジョンは与えられたような気がします。それが、本当に為すべきことなのか、これから御声に耳を傾ける日が続きます。
 廊下を歩いていると、ある学生に声をかけられました。「先生、お子さんはいつ生まれるんですか?」
 種は蒔かれ、関係ができ、神が成長させてくださっていることを感じました。