156センチの視線

12月26日「宣教地への道」

 先週の礼拝後、子どもたちとクリスマスをお祝いしました。今までは、外からもたくさんの子どもたちを呼んで盛大に祝っていましたが、コロナの影響で縮小せざるを得ませんでした。
 最近、宣教師の先生方とお話しましたが、コロナの影響で若者たちの短期宣教への道が閉ざされていると嘆いておられました。短期宣教には学生が派遣されることが多いのですが、海外への渡航が制限されているうちに、彼らが卒業し、就職してしまうので、時間的な余裕がなくなってしまうのです。
 海外宣教の現場を見ることは、日本が未開の宣教地であり、自分も伝道を担っている一員であることを再認識する良い機会になります。新しい人と出会い、その方と関係を築き、心の悩みなどの深い相談ができるようになり、祈ること、福音を語ることの機会が与えられていく様子は、初代教会を感じられるリアリティがあります。また、もし貧困の地域に派遣されるならば、自分が豊かであることに気付きます。私もミャンマーに派遣されたことが一生の宝になっています。
 年の最後に祈り求めるのは、コロナ騒動の終焉です。ウィルス自体はなくならないかもしれない。それでも、この騒動だけは収まってほしいと願いながら、給付金の支給を告げる紙を見つめています。