宣教

10月1日「天国は神のもの」

マタイ7:21~23
 「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。」これはショッキングな言葉です。「主の名を呼び求めるものは誰でも救われる」のではなかったのでしょうか。そして、天の国に入れなかった人々に主イエスはこう言うであろうと教えています。「不法を働く者ども、わたしから離れ去れ。」
 神の国という以上、国ですから法律があります。その権威と決定権はすべて主なる神にあります。それを御心と言うのでしょう。つまり、神の国の法律に従わなければ、神の国に入ることはできないのです。
 私たちは罪人であり、神の国の法律に従うこともあれば、従えない時もあります。地上の国の法律のように、法の抜け穴は存在せず、見つからなければ良いというものでもありません。私たちの一挙手一投足、そして心の中までも摘要されているのです。
 私たちは経験してきたはずです。御心に沿ったときに素晴らしい実りがあったことを。御心に背いたならば失敗と後悔があったことを。
 主は私たちに神の国をくださると約束されています。それは能力や努力の結果ではなく、信仰の結果であるとおっしゃるのです。